2022 年12月11日待降節第3主日
招  詞 詩編95:1
交読詩編 85:2-14
聖  書 ゼカリヤ書9:9-10(旧1489p)
     ルカ福音書1:5-25(新99p)
説  教 「沈黙という恵み」
        川浦弥生牧師

賛 美 歌 26、242,249,252、92

<ことば> エルサレム神殿の祭司ザカリアと最初の大祭司の流れをも
つアロン家の娘のエリサベトはすでに年をとっていました。ザカリアとい
うのは「神が思い出してくださった」という意味の名前で、エリサベトは
「神はわれらを守ってくださるために誓いをたてられた」という意味の名
前です。ある日、ザカリアがいつものように仕事をするために神殿に出か
けていき、当番を決めるくじを引きました。すると、主の天使が現れて
「あなたの妻エリサベトは男の子を生む。その子をヨハネと名付けなさ
い」と告げます。しかも、「彼は主の御前に偉大な人になり、すでに母の
胎にいるときから聖霊に満たされていて、イスラエルの多くの子らをその
神である主のもとに立ち返らせる。彼はエリヤの霊と力で主に先立ってい
き、父の心を子に向けさせ、逆らう者に正しい人の分別を持たせて、準備
のできた民を主のために用意する」という、非常に大きな役割を予告され
ます。まさにザカリヤが当番として祈っているイスラエルのための祝福が
告げられました。しかしその時、ザカリアはあまりの思いがけなさのため
に「何によって、わたしはそれを知ることができるのでしょうか」という
言葉を発します。しるしのかわりにザカリアに与えられたのは、口がきけ
なくなるというものでした。沈黙です。沈黙の体験のなかで彼は自分の祈
りを振り返らなければなりませんでした。すばらしい出来事よりも、自分
の不安を優先させたザカリアでしたが、神さまは彼に心を開くべき沈黙の
時という恵みを与えられました。私たちも今、沈黙し、静けさの中でこれ
から起ころうとしているクリスマスのできごとを受け取りましょう。