2022年7月31日 聖霊降臨節第9主日
招 詞 詩編18:47
交読詩編 18:17-31
聖 書 サムエル記上17:32-37(旧456p)
マルコ福音書9:20-29(新79p)
説 教 「信仰のないわたし」
川浦弥生牧師
讃 美 歌 26.60.224.446.92
<ことば> 祈りそのものは神からの賜物です。人間が人間であるというひとつの証であるともいえます。他の動物は祈るでしょうか。神は人間をご自分の姿に似せて造られたというのは、祈りによる区別ではないでしょうか。動物にはそれぞれに言語と言えるツールがあって、コミュニケーションを取り合っていますから、言語は人間の証であるとは言えません。しかし、神に向かう、神を求める祈りは、これは人間だけに与えられているのではないでしょうか。そして、すべての祈りの中のもっとも大切な祈りは、「みこころをなさせたまえ」でしょう。わたしの祈りのなかに、神様のみこころに叶う祈りがありましたら、それをなさせてください。天においてだけでなく、地においても求めます、と私たちは祈っています。フォーサイスは、「深夜に朝がつぼみを開く」という美しい言葉で、祈りの中で魂が成長するさまを私たちに伝えています。限られた世界に生きている私たちですが、祈りの中で人は自由であるとも言っています。そして、祈りは粘り強くなるまでは、真の力にはならないだろうと言います。イエスは「できますならば」ではなくて、率直に願うことを求めました。